1994年夏、三島村は遠く西アフリカからやってきた伝統打楽器「ジャンベ」のリズムに包まれました。
「日本の小さな村の子どもたちと交流したい」との思いだけではるばるやって来たのは、ギニア共和国の国立舞踊団でトップ奏者として活躍していたジャンベフォラ(ジャンベの神様)のママディ・ケイタとそのグループ″セワ・カン″のメンバーでした。

マリンケ族やバンバラ族などギニア共和国をはじめとする西アフリカの民族の伝統打楽器、ジャンベ。その達人はジャンベフォラと呼ばれ、自然の精霊と会話ができると言われています。
毎年開かれるワークショップでは、ママディ・ケイタ氏をはじめ、世界からジャンベのリーダーが三島村に参集、子どもたちに熱いアフリカンスピリットを伝えています。
ソウルフルな楽器の代表「ジャンベ」を学ぶ、アジアで初のジャンベスクールが開設されたことを機に、三島村では、ジャンベ留学生を募集するなどジャンベの振興を推進しています。
