なだらかな丘陵地に放牧牛遊ぶ、竹の島。


なだらかな丘陵地に放牧牛遊ぶ、竹の島。
その名のとおり島全体をリュウキュウチク(大名竹)に覆われた、起伏の少ない平坦な島です。黒土の畑のほとんどには牧草が植えられ、緩やかな丘陵地に広がる一面の放牧場には、黒牛がのどかに草を食んでいます。海岸のほとんどが絶壁で、島を囲む海は透明度の高いマリンブルー。のぞき込むと極彩色の熱帯魚が群れ泳ぐ姿が見られ、釣りはもちろんのこと絶好のダイビングスポットが広がります。
島の随所に縄文後期の遺跡地があり、三千年以上前から人が住んでいたものと思われます。聖大明神社をはじめ、島の平安を祈念して建てられた六地蔵、島独特の埋葬の墓石群など、壮大なロマンと素朴な島民との心のふれあいを求めて訪れる旅人や釣り人も絶えません。